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成長を支える挑戦と学びの3年間

2022年入社
営業本部 フローズン食品担当
T. O

福岡県北九州市を拠点とするコゲツ産業株式会社のリクルートサイト。入社3年目の若手社員が物流の重要性、日々の業務におけるやりがいを語ります。新卒採用向けにコゲツ産業の魅力を詳しく解説。

若手社員 コゲツ産業の3年間を振り返る

コゲツ産業でフローズン食品を担当している0さん。2022年に入社し、現在は3年目を迎えています。入社当時から、食品業界に興味を持っていた0さんに今回は、食品業界を選んだ理由や、コゲツ産業での3年間を振り返ってもらいました。

食品業界への関心とコゲツ産業への入社のきっかけ

私が就職活動をしていた時期は、まさにコロナ禍の真っ只中でした。社会全体が不安定な状況の中で、食品業界が比較的安定していると感じたことが、この業界を選ぶ大きな決め手となりました。当時は、食品業界の中でも特に卸売業について深い知識があったわけではありませんでしたが、安定性と将来性を感じ取ることができました。

そんな中、コゲツ産業に特に興味を持ったのには、いくつかの理由があります。一つは、知人が働いていたこと。会社の雰囲気や文化について直接話を聞けたからです。また、会社説明会や資料を通じて、コゲツ産業の事業内容に共感を覚えたこともあります。さらに、面接を通じて社員の方々と直接話をする中で、自分の成長につながる環境だと感じられたことも大きな要因でした。

正直なところ、入社前は卸売業の具体的な業務内容や、その重要性についてあまり深く理解していませんでした。しかし、入社後に実際の業務に携わる中で、卸売業が物流の要としていかに重要な役割を果たしているかを身をもって実感しました。メーカーと小売店をつなぐ架け橋として、効率的な物流システムを構築し、消費者に安全で新鮮な商品を届ける。この仕事の社会的意義と責任の大きさに、日々新たな発見と驚きを感じています。

物流の要としての役割

私が担当しているのはフローズン食品部門で、特にアイスクリームなどがメインです。この業界で働く中で、物流の重要性を日々強く実感しています。例えば、自然災害が発生した際、特に台風や大雪などで電力供給が不安定になると、アイスクリーム・冷凍食品は品質維持が非常に難しくなります。そのような状況下では、迅速な判断と行動が求められます。商品を安全に保管するため、店舗から引き上げる必要が生じることもあり、その際は物流スタッフとの緊密な連携が不可欠です。

具体的には、冷凍システムを備えた特殊なトラックを手配し、一時的に商品を保管します。これは単なる保管ではなく、厳密な温度管理が必要な繊細な作業です。電力が復旧し、安全が確認されてから、再び店舗に商品を納品します。この一連のプロセスは、時間との戦いであり、迅速さと正確さが同時に求められます。

このような緊急時の対応を通じて、物流が滞ると消費者に商品が届かないという事実を痛感し、私たちの仕事が担う社会的責任の重大さを実感します。同時に、日々の業務における細心の注意と、予期せぬ事態への備えの重要性も学びました。フローズン食品の取り扱いは、単に商品を運ぶだけでなく、品質と安全を確保しながら、効率的かつ柔軟な物流システムを維持する複雑な仕事なのです。

物流研修と未知の世界への挑戦

最初の1年間は、物流研修から始まりました。この研修を通じて、食品が店頭に並ぶまでの複雑な過程を詳しく学ぶことができました。物流の各段階で多くの手間と注意が必要であることに驚きました。例えば、メーカーから仕入れた商品は厳密な検品を経て、センターで細かく仕分けられます。そこから最適なルートを選んで各店舗へ配送されるのです。

この過程で特に印象的だったのは、温度管理の重要性です。フローズン食品は常に適切な温度を保つ必要があり、輸送中も厳密な管理が行われています。また、賞味期限や在庫管理も非常に重要で、これらを効率的に行うためのシステムも学びました。

当初、物流は単純な運搬作業だと思っていましたが、実際には非常に複雑で、何重にも管理されたプロセスが必要であることを身をもって体験しました。この研修を通じて、物流が食品業界の要であり、消費者に安全で新鮮な商品を届けるための重要な役割を果たしていることを深く理解することができました。

安全で効率的な流通を支える仕組み

私たちの業務は、単純に商品を仕入れて卸すだけの単調な作業ではありません。実際には、多岐にわたる複雑な工程が存在します。まず、商品に関する詳細な情報をセンターに正確に伝達します。これには商品の特性、保管方法、賞味期限などの重要なデータが含まれます。次に、適切な数量と時期を見極めて発注の手続きを行います。これは需要予測と在庫管理の両面から慎重に判断する必要があります。

センターに商品が到着すると、専門のスタッフによる厳密な検品作業が行われます。この段階で品質、数量、温度などあらゆる面からチェックが行われ、問題があれば即座に対応します。特に、フローズン食品の場合は温度管理が極めて重要です。輸送中はもちろん、保管時も厳格な温度管理が必要で、そのための冷凍システムの維持には相当な電気代がかかります。これは単なるコストではなく、商品の品質と安全性を保証するための必要不可欠な投資です。

入社当初は、これらの複雑なプロセスやコストの重要性をあまり意識できていませんでした。しかし、日々の業務を通じて、これらの細やかな管理が、消費者に安全で高品質な商品を届けるための礎となっていることを強く実感するようになりました。コストや安全管理は、単なる数字やルールではなく、私たちの仕事の本質そのものであり、消費者との信頼関係を築く上で不可欠な要素だと理解しています。

充実した研修制度

フローズン食品業界の規模は想像以上に大きく、約30社のフローズン食品メーカーに加え、アイス専門のメーカーが20社ほど存在し、合計で約50社にも及びます。これら多数のメーカーから提供される膨大な商品群を把握することは、入社当初は途方もない課題に思えました。

しかし、物流研修のおかげで、各メーカーの独自の特徴や強み、さらに季節ごとに登場する新商品などの商品知識までも習得することができました。カタログや資料だけでなく、実際に商品を手に取り、その特性や保管方法を直接体験することで理解が深まります。

入社後の半年間にわたる物流研修は、私の仕事に対する理解を根本から変えてくれました。単に座学で知識を学ぶだけでなく、実際にトラックに同乗して商品を配送する現場スタッフと共に業務を行い、商品が製造元から小売店の店頭に並ぶまでの全プロセスも体験できました。

センターでの作業は特に印象深く、厳密な検品プロセスや効率的な仕分けシステムを目の当たりにし、また賞味期限や在庫回転率を考慮した発注手配の重要性も、実際の業務を通じて深く理解することができました。

この経験は、現在の営業職において非常に役立っています。物流の各段階での課題や重要ポイントを理解していることで、顧客との商談や提案の際に、より具体的かつ実践的なアプローチができています。例えば、新商品の導入を提案する際に、その商品の物流面での特性や取り扱い上の注意点なども含めた総合的な提案ができるようになりました。

未来への目標

今後の目標としては、大規模な得意先を自分一人で担当し、その関係性を深めていくことを目指しています。現在は、先輩方のサポートを受けながら業務を進めている段階ですが、日々の経験を積み重ね、自身の知識と能力を向上させることで、将来的には重要な顧客を任せていただけるよう努力しています。商品知識をさらに深め、市場動向を的確に把握し、顧客のニーズに合わせた提案ができるようになることを目標としています。

また、単に業務をこなすだけでなく、新しい価値を創造し、会社の成長に貢献できる人材になりたいです。例えば、効率的な物流システムの提案や、新しい商品カテゴリーの開拓など、自分のアイデアを積極的に提案し、実現していく姿勢を大切にしていきたいです。このように、自分の力で信頼を勝ち取り、会社に大きく貢献できる存在になれるよう、日々研鑽を重ねていきたいと思います。

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