仕事体験予約▼ 説明会・選考会予約▼ ENTRY ▼ 仕事体験予約▼ 説明会・選考会予約▼ ENTRY ▶︎

多彩な経験で築く、未来のリーダーへの道

2021年入社
福岡支店 低温食品課
T. T

福岡県北九州市を拠点とするコゲツ産業株式会社のリクルートサイト。コゲツ産業若手社員が語る4年間の成長と挑戦。成長、物流の重要性に焦点を当てた社員インタビューとなっています。

経営目線で成長を目指す

2021年にコゲツ産業に入社したTさん。入社から4年目を迎え、着実にキャリアを積み重ねてきました。今回、Tさんにはコゲツ産業での多彩な経験、入社を決意するに至ったきっかけ、そして食品卸業界における物流の重要性について、詳しくお話を伺いました。特に、物流の重要性に対する認識の変化は、彼のキャリアにおける重要な転換点となったようです。

入社のきっかけと食品卸業界への興味

私がコゲツ産業に興味を持つきっかけとなったのは、経済学部での授業で食品業界について学んだことでした。当初は漠然とした興味程度でしたが、その後参加したインターンシップを通じて、食品卸業の魅力に深く引き込まれました。特に印象的だったのは、卸売業者の持つ多様性です。メーカーが自社製品のみを扱うのに対し、卸売業者はさまざまなメーカーの商品を取り扱うことができます。この多様性が、私にとって非常に魅力的に感じられました。実際に商品を手に取り、目で見て、時には試食することができるという点も、仕事の面白さを感じる大きな要因でした。

入社後、私の興味と理解はさらに深まっていきました。特に、入社3年目からは後輩の指導にも携わるようになり、自身の経験や知識を共有する機会が増えました。後輩たちとのコミュニケーションを大切にし、密に連絡を取り合いながら仕事を進めていくことで、自分自身の成長にもつながっていると感じています。

しかし、入社当初は物流の重要性についてあまり実感を持てていませんでした。食品卸業において物流がどれほど重要な役割を果たしているのか、正直なところ、十分に理解できていなかったのです。この認識が大きく変わったのは、得意先を担当するようになってからでした。特に、山口県の得意先を担当した際の経験は印象深いものでした。九州のメーカーから山口に商品を効率よく届けるための方法を考える中で、物流の仕組みについて深く学ぶ必要性を感じました。効率的で信頼性の高い方法を考え出すことは、顧客満足度の向上や競争力の強化につながることを、実務を通じて学びました。

この仕事でもっとも大切なことは、得意先との信頼関係を築き、それを長期的に維持することです。食品業界においては、単に商品を届けるだけでなく、確実に、そして適切なタイミングで商品が届けられるかどうかが非常に重要になってきます。特に鮮度が求められる食品の場合、わずかな遅延でも大きな問題につながる可能性があります。

物流が滞ることでどれほど大きな影響が出るかを知ることは、この業界で成功するための基本的な要素です。例えば、配送の遅延は得意先の在庫管理に影響を与え、最悪の場合、販売機会の損失や食品廃棄につながる可能性があります。さらに、頻繁な遅延や問題は、得意先との信頼関係を損なう恐れがあります。

私たちが商品を届けるということは、単なる業務の一部ではなく、ビジネスの成功に直結する重要な戦略的要素だと考えています。責任感の必要な仕事ではありますが、非常にやりがいのある仕事でもあります。

入社後に感じた驚きと奥深さ

今でこそ様々な経験を通して、卸売業の奥深さを実感していますが、入社当初は様々な驚きと発見を経験しました。特に、コスト計算の奥深さには驚かされました。私たちは単に商品を仕入れて売るだけではなく、年間を通じた利益の管理や物流コストの計算など、複雑な要素が絡んできます。例えば、商品をたくさん売ったからといって、単純に利益が増えるわけではなく、その裏には物流費用や在庫管理のコストが絡んできます。

1年目から基本的なコスト計算の考え方を教えられていましたが、最初の頃は「大体このくらいの計算で…」という感覚的なものに過ぎませんでした。しかし、年数を重ねるごとに、物流費やセンター費用、委託費用など、さまざまなコスト要因を考慮しなければならないことに気づき、その深さを実感するようになりました。特に、在庫管理やロスの発生に伴うコスト計算は、非常に複雑です。そもそも在庫を過剰に持つことで利益が減るリスクもあり、しっかりと利益を確保するためには緻密な計算が必要になってきます。例えば、在庫が多すぎると、賞味期限が近くなることで、仕入れ額よりも低い価格で販売しなければならないこともあります。これは直接的な損失につながりますが、在庫を抱えるリスクを考慮して、仕入れと販売のバランスを取ることが重要になるということです。入社当初は、こうしたリスク管理の難しさを実感させられましたが、経験を積むことで徐々にコスト計算に関する考え方を身につけることができました。

工場見学を通じた学び

3年目や4年目になってからも、研修の一環として大手メーカーの工場見学に参加する機会が定期的に設けられています。これらの見学は、単なる観光ではなく、業務に直結する重要な学びの場となっています。実際に商品がどのような工程を経て作られているのか、原材料の選定から最終製品の包装に至るまでの各段階を詳細に観察することができます。特に印象的なのは、異物混入を防ぐための徹底した管理体制です。高度な技術と人の目による二重、三重のチェック体制など、食品の安全性を確保するための様々な取り組みを直接自分の目で確認できることは、非常に貴重な経験となります。

こうした工場見学で得た知識は、単に個人の見識を広げるだけでなく、実際の営業活動においても大きな強みとなります。得意先への商品説明の際に、製造過程や品質管理について詳細かつ具体的な情報を提供できることは、信頼関係の構築に大きくつながります。例えば、「この商品は、最新の検査機器を用いて、24時間体制で品質チェックが行われています」といった具体的な説明ができることで、商品の安全性や品質の高さを効果的にアピールすることができます。また、メーカーの努力や工夫を直接見聞きすることで、その商品に対する自信と愛着が生まれ、より説得力のある営業活動につながります。このように、工場見学で得られる知識と経験は、営業担当者にとって非常に重要な武器となり、顧客との信頼関係構築にも役立っています。

福岡での新たな挑戦

現在の勤務地は福岡で、新たな挑戦に取り組んでいます。福岡に移ってからは、北九州とは異なる環境での業務が待っていました。福岡では、大分や熊本、長崎、宮崎といった広いエリアをカバーする必要があり、それぞれの地域に対する物流の最適化を考える必要があります。特に、全国に展開する大手企業が得意先となる場合、物流センターの位置や配送ルートを考慮しながら、効率的な物流計画を立てることが求められます。年数を重ねるごとに、ただ商品を販売するだけではなく、経営目線での思考が求められるようになってきたように感じます。物流コストや在庫リスクを考慮しながら、いかにして利益を確保するか。これが営業としての重要なポイントになります。まだまだ分からないことも多いですが、先輩たちに教わりながら、自分自身も成長していきたいと思っています。目指すは、経営目線を持ちながら、一人前の営業として活躍することですね。先輩方は10年以上の経験を持つ方々が多く、その知識と経験にはまだまだ及びませんが、自分もいずれはそのレベルに到達したいと強く思っています。

他の先輩社員のインタビュー